幼稚園の頃は、家の庭で毎日のように 土”のケーキを作っていました。
苺のかわりにきれいな小石や土手に生えている草花を摘んできて自分なりのデコレーションにもこだわっていました。
東京での学生時代1人暮らしのおうちで、夜な夜な卵を泡立てたり、小麦粉を練ってみたり、そんなことをしているうちにきっと子供の頃の土のケーキを思い出したのでしょうか?食への関心が高まり、フードコーディネートを学ぶ学校へも同時に通うことを決めました。20歳の時のことでした。大学とのダブルスクールでした。そこで食についての興味はどんどん増して、お菓子の商品開発の仕事につきたいという夢に出会いました。
その後やってきた就職活動。迷わず菓子メーカーを希望し、お菓子の商品開発の仕事に就くことができました。ここで、8年間コンビニ向けの商品や、スーパー向けの商品、良品計画向けの商品、そのほかいろんなお菓子の開発に携わってきました。その頃の仕事の様子がこの本で紹介されています。→
仕事を通じてたくさんのお菓子に出会いました。その中でも特にフランス菓子に心を奪われ、雑誌や本を眺めてはいつか本場フランスでお菓子を学びたい・・・こんな気持ちが芽生えていきました。そして、ついに2004年秋、私はフランス、パリに飛び立ちました。